職場の三毛猫シスターズのうちのいちこが病気になってしまいました。

先週のはじめ頃、いつも食欲旺盛ないちこがドライフードだけ残すようになりました。ただ、この時は他の猫たちもドライを残して缶詰だけ食べたりしていたので『飽きたのかな?』くらいにしか思っていませんでした。違うものを与えるときれいに食べていたので・・。
そんな感じで2日ほど様子をみていたのですが、やはりおかしい気がして血液検査をしてみても全く異常がありません。
ところがその翌日、夜にいちこの姿が見えないので探してみると暗いところにもぐり込んでウダウダしています。これはただごとではない・・そう思い、さらにその翌日、注意してみていると横になってばかりでほとんど動きません。すると、急に立ち上がり、爪とぎをし始めたのですがすぐにばたんと横になってしまいます。
呼吸はそんなに荒くはないけれど、まさか!と思い、レントゲンを撮ってみると・・やはり胸に水がたまっていました。

犬でもネコでも、もちろん人間にとっても胸に水がたまるのはとても危険な状態です。
一刻も早く水を抜かなければ、いちこは呼吸ができなくなって死んでしまいます。

ところがいちこは私以外の人間に押さえつけられるのは大嫌い!採血するのも三人がかりで大変な思いをしたのに、胸水を抜くには胸に針をささなければなりません。しかも動かれるととても危険。どうしよう・・・。
でもそんなことを考えている場合ではないので私が嫌がるいちこを抱きかかえ、父に抜いてもらいました。

水は170ml抜けました。今までの経験でだいたい胸水がたまっている猫さんはいつも200mlくらいは抜けるのでそのぐらいだろうと予想はしていました。胸水はたまっているものが血液だったり、透明な水だったり、膿だったりとバリエーションがいろいろなのですがいちこの場合は乳びというリンパ液でした。乳び胸水は胸の中のリンパ管が何らかの原因で損傷して肺の周りにもれてきたもので、外傷や心臓病、腫瘍がベースにあることもあるのですが猫の場合特発性といって原因不明のものが多いようです。

その後の検査でいちこも(検査中、何度も逃走をはかるのでやっとの思いでしたが)心臓病はないことがわかったし腫瘍もなさそうなのでおそらくは特発性乳び胸なのだろうと思います。
今のところ、たまった乳びを抜きながら自然にリンパ管が修復され、乳びが吸収されるのを待っている状態ですがそれでもダメならさらにやっかいなことになってしまいます。乳び胸にはルチンというサプリメントが効くといわれているのでさっそくそれも注文しましたが海外からの発送なのであと1週間くらいはかかるかな・・。

昨日の朝、もう一度水を抜いたのですが、今日はとても調子がいいようです。
でも乳びのたまる量や速度によっては明日はどうなっているかと・・毎朝ヒヤヒヤです。いちこも初めて水を抜いた時は私の腕を甘咬みしていたのが昨日はマジ咬み。いちこがかわいそうだわ、私も痛いわ、不安だわ・・(>_<)
でも、ここまできたらもう、神頼み!!それで悪い結果になったとしても仕方ない・・・。今はとにかく私にできることをしてあげようと思っています。

そんなわけでブログの更新がさらに滞るかもしれません。

そうそう、めんまねえちゃん、先日プレゼント届きました!遅くなってしまいましたがそんなこんなでちょっと私もココロに余裕がなくてお礼のメールも、ブログ訪問もできませんでした(T_T)この場をお借りしてお礼を申し上げます☆

本当はブログに書くか迷ったのですが(なんか、書いたらいちこの病気が悪くなっちゃいそうな気がして・・)、もしも私の経験が他の猫さんの体調不良に飼い主さんが気づくきっかけになってもらえれば、と思って書くことにしました。
いつも食欲旺盛な子が食べなくなるって、やっぱり異常なんです。そして、暗い所にじっとしてるとか、動かないとか・・猫は犬と違ってあからさまに具合悪そうにしないので。口を開けて呼吸するようになってからだとさらに危険が増します。もしウダウダしてて動きたがらないとか、そんな症状があったらすぐに病院に連れて行ってあげてくださいね!